今回は子供のお口の中についての記事になります😌
小児歯科は、乳児から思春期までの子どもたちの口腔ケアを専門に扱う歯科医療の分野です。子どもは成長とともに歯や顎の発育が進むため、予防的なケアや適切な治療を行うことが将来の健康に大きな影響を与えます。今回は、小児歯科の役割や、親として知っておくべきポイントについて解説します。
1. 小児歯科の役割
小児歯科の主な役割は、子どもの歯や歯ぐきの健康を守ることです。子どもの歯は大人の歯と異なり、特有の成長過程やリスクがあります。そのため、成長に合わせた予防や治療が必要です。
生まれてから気をつけるべきことは簡単に分けると3つです。
1️⃣虫歯予防:子どもは甘いものを好み、歯磨きが十分でないことも多いため、虫歯になりやすいです。定期的なチェックとフッ素塗布、シーラント(歯の溝を埋める予防処置)などが行われます。
2️⃣歯並びの管理: 乳歯が抜け、永久歯が生え始める時期には、歯並びや咬み合わせのチェックが重要です。早期に矯正治療が必要かどうかを判断し、将来的な不正咬合を予防します。
3️⃣口腔内の習慣指導: 指しゃぶりや舌癖など、歯並びに影響を与える習慣についてのアドバイスも行われます。
2. 子どもの歯の成長過程
子どもの歯は「乳歯」と「永久歯」の2つに分けられます。それぞれの成長過程や注意点を理解することが、健康な歯を保つために重要です。
乳歯(にゅうし):
生後6ヶ月頃〜3歳までに生え揃う: 乳歯は全部で20本あり、生後6ヶ月頃から徐々に生え始め、3歳頃には揃います。乳歯は永久歯のガイドとしての役割もあり、歯並びや顎の発育に影響を与えます。
乳歯の虫歯に注意: 乳歯は永久歯に比べてエナメル質が薄く、虫歯になりやすいため、早期の予防が不可欠です。
永久歯(えいきゅうし):
6歳頃から生え始める: 6歳臼歯(第一大臼歯)が生え始め、12歳頃までに28本の永久歯が揃います。乳歯が抜ける時期と重なるため、口腔ケアが難しい時期でもあります。
歯並びと噛み合わせの重要性: 永久歯が正しく並び、適切な噛み合わせになるために、矯正治療の必要性をチェックします。
3. 小児歯科の治療内容
小児歯科では、子どもの年齢や発育段階に応じてさまざまな治療や予防処置が行われます。
1️⃣虫歯治療
子どもが虫歯になった場合、痛みを最小限に抑えながら治療を行います。特に小さな子どもにとっては、歯医者に行くこと自体がストレスになることも多いので、リラックスできる環境を整えた治療が求められます。
2️⃣予防処置
フッ素塗布: 歯の表面にフッ素を塗ることで、エナメル質を強化し虫歯の予防効果を高めます。
シーラント: 歯の溝にプラスチックの樹脂を詰めることで、虫歯ができやすい奥歯を保護します。
3️⃣矯正治療
歯並びや噛み合わせが気になる場合、早期に矯正治療を検討します。矯正治療のなかでも子供の時期に行う治療のことを一次矯正と言います。子どもの顎の成長が止まる前に顎の大きさを少しでも大きく広げておくことで永久歯が並ぶためのスペースを確保することが目的です。4〜5歳から始めることが多いです。
4. 家庭でのケアと歯科検診の重要性
家庭での毎日のケアも、子どもの口腔健康を守るために非常に大切です。特に、歯磨き習慣を身につけることが重要です。
家庭でできるケア:
親子で歯磨きをする: 小さな子どもはまだ自分で十分に歯を磨けないため、親が仕上げ磨きを行いましょう。
食生活の管理: 甘いお菓子やジュースを控え、バランスの良い食事を心がけましょう。
また、定期的な歯科検診は、虫歯の早期発見や予防、歯並びのチェックに欠かせません。子どもが怖がらずに歯医者に通えるよう、定期的に訪れて、歯医者に慣れておくことも重要です。
まとめ
小児歯科は、子どもの成長に合わせたケアを行い、将来の口腔健康を守る重要な役割を果たしています。乳歯から永久歯への移行期におけるケアや予防、早期の治療が、子どもの健康な歯を育てるために欠かせません。
お子様が将来も健康な歯でいられるよう我々も全力でサポート致します😌
逗子市の歯医者神武寺駅前浅羽歯科医院
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